「駒井木材の家」と『建築物省エネ法』について
謹賀新年 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2004年ころから「駒井木材の家」として取り組んで参りました「杉板断熱の自然通気工法の家」について、結論から言うと、当初のままですと新たな建築物省エネ法の基準はクリアできず、残念ながらそのままでの建築は断念致しました。
採用してきたこの工法は、木材の中では一番断熱性が高い部類の杉板、「山を守ろう!」と日本のそれぞれの地元の杉の間伐材を多用し、日本人の利他の心(感謝報恩)の復活【⇒日本民族救済】と地球温暖化防止のためにも、とホーミ-スタディグル-プ会主・住宅環境工学博士:故「冨田辰雄先生」が考案したものです。
無垢の自然素材の場合、断熱性能の設定値はあるものの低い値であり、実際に肌で感じられる温もりや醸し出す雰囲気は省エネ法には加味されておりません。
しかし、これからも、自然通気の新鮮空気を常に取り入れる仕組みだけは無くしたくありません。
新鮮空気、外気は特に窓を閉め切った冬は大事です。
現在、新型コロナ感染が爆発的に増えているのも、閉め切った建物の換気(空気の循環システム)に原因があることは誰も否定できないと思います。
この件については、もう少し⇒こちらからどうぞ
2004年、今ななき駒井建設(株)時代、青森市の国道堤川沿いにある「諏訪神社」の千年祭に拝殿増築をさせていただき、その際も木材の断熱材料としての効果は実証され、こんなちらしでPRをし、各地でこれまで建築をしてきました。


しかし、そのままの工法は断念したものの、外気を取り入れながら、自然通気を利用し換気を行うシステムは継続し、断熱効果を高め、省エネ法の基準をクリアできる工法で、「駒井木材の家」は引き続き設計施工して参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。