第1話 青森ひばの効用 その1 〜健康〜

2005年6月20日の新聞(東奥日報)に、次のような記事がありました。
弘前大学の医学部保険学科の佐々木甚一教授(腫瘍免疫学)のグル−プの研究で、“青森ひば”などから抽出される成分「ヒノキチオ−ル」の「におい」にも抗菌作用があるというのです。
そこで、「住宅環境研究所イアモク」では、家族の幸福の第一の条件の『心身の健康』を保つために、この抗菌作用のある青森ひばを、住まいの内装に、各部屋少しづつでもお使いになることをお勧めしています。
ただし、浸透性の塗装を使い、膜を張らない塗料で仕上げる注意が必要です。
せっかく、青森ひばを床や壁に使って、肌に触れるようにしても、ウレタンやクリヤラッカ−など、木に膜を張る塗料を使ってしまっては、その効果はまったく期待できなくなります。 調湿・保温効果もほとんど薄れてしまいますね。
抗菌作用がある、ということは“空気が綺麗” “雑菌を寄せ付けない、予防する” “ひばの家には蚊がいない”ということですよね。
また、日本伝統の在来真壁(柱の見える)の住まいや、無垢の木材をたっぷり内装に使った住まいやお店は、訪れる人を暖かく迎え、安らぎも与えてくれますよね。
つまり、樹木は「心と体の健康」を守ってくれるのです